大島石仏山 上天草市『着工から40年。ここは夫婦で育んだ想い溢れる心の公園。2027年完成目指して。摩崖の里 大島石仏山 大島静喜さん(90歳)』 かたりばvol.5

取材🎤 文章💻 写真📸:太田弘樹
森の中から突如現れる巨大石仏。摩崖の里 大島石仏山
上天草市松島町内野河地。教良木ダムへ向かう山道を登りはじめると突如森の中から見えてくる巨大な石仏。そんなわが目を疑ってしまうような摩訶不思議な光景がそこにはありました。

「摩崖の里 大島石仏山」。2027年秋の完成に向けて心血を注がれているのは御年なんと90歳の大島静喜さん。そんな大島さんに今回は同郷のよしみで、特別にご案内頂きました。
(一般公開はしていません。完成をお待ちください。)
中国の摩崖仏に圧倒されて。夫婦で描いた夢の実現が人生をかけた私の一大事業。
大島さん 「50歳の時からこの工事を始めたので、今年で40年になります。」
ご夫婦で訪れた中国洛陽の「龍門石窟」。世界遺産にも登録されている摩崖仏のスケールの大きさや仏の世界を具現化した高度で精細な彫刻技術に圧倒されるとともに、心穏やかな救いの境地をお感じになったそうです。
『こんな心の寄り所となるような場所をふるさとに作れないものか』と夫婦で話し合ったのが「摩崖の里 大島石仏山」の始まりだったと言います。

大島さん「生前、妻も完成をとても楽しみにしていたので、開眼に向けて作業を進めています。」
第一期の完成が2027年秋。大島さんの凄いところは、ただ作業スタッフに指示をするだけでなく一緒になって作業したり資材の買い出しなどを進んでされているところなんです。お伺いしたこの日も大矢野まで金網などの資材を自ら買い出しに行かれていました。完成にかける並々ならぬ強い想いを感じますよね。

大島さん「高さ18mを超える主仏など7体の摩崖仏を始め楼門は既に完成しまして、今は双龍の作業を急ピッチで進めているところです。本当は今年完成を予定していましたが私がこだわり過ぎまして先延ばしになりました(笑)。」
戦争の苦しさもご経験もされた大島さん。こんな時代だからこそ心穏やなひとときを過ごせるような場所、人々の幸せと平和を願う、そんな「心の公園」として作り上げたいと強く願っていらっしゃいます。実に素晴らしい。
そして皆さんこちらの写真をご覧下さい。この龍、今にも動き出しそうな気がしますよね⁉

うろこの一枚一枚、力強さ溢れる足、躍動感を感じるこのうねり。ただただ圧倒されます。
そしてさらにすごいのが。
大島さん「基本的にこれ、手掘りです。」
筆者「ええーーーーーーーーーーーーーーっ!」
大島さん「ネパールから彫刻の超一流の芸術家たちを招いて作業していただいています。ネパールの国が認めた名人級の技術を持つ人もいたりして。この上天草に住み込みで、今、9人態勢で作業に当たってもらっています。」
着工から40年と年月といい、もう国家レベル規模の一大プロジェクトですね大島さん。私、ビックリし過ぎて顎がはずれちゃいました(笑)。

今年の年明けにはネパール駐日大使もここにお越しいただき、この事業の完成ため協力をおしまないと明言されたそうです。「一念岩も通す」ということわざを大島さんはまさに体現しているような方ですね。でもなぜ40年という長い年月をかけ私財を投じてまでして、この事業に取り組んでいるのでしょうか?
大島さん「まずは妻と一緒に描いた夢というのが大きいですね。約束というか、使命みたいに感じています。妻と一緒に見たときのあの感動と心の平穏を皆さんにも感じ取っていただきたいと思いますし、この生まれ育ったふるさとへの恩返しにもなると思うんです。まさに人生を賭して事業に取り組んでいます。」
来年2026年秋。一週間限定の一般公開を予定しています。
今回は地元のよしみで特別に中へ入らせていただきましたが、現在は工事中の為、見ることが出来ません。しかしご安心ください。来年2026年秋、なんと一週間限定となりますが一般公開予定されています。詳しいことは、大島石仏のHPやこのHPでご案内させていただきますので楽しみにお待ちください。引き続き進捗情報などをこちらのHPでもお伝えしていきますね。
工事中の為、現在一般公開していません。完成をお待ちください。

摩崖の里 大島石仏山のホームページはこちらから👇
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