「摩崖の里 大島石仏山」がこの春、特別一般公開されます。期間は4月23日から26日の限定公開です。完成は2年後の2028年。是非この機会をお見逃しなく(^^♪)たまりばvol.16

取材🎤文章💻写真📸:太田弘樹

教良木ダムへと続く山道を登りはじめると突如森の中に現れる大きな石仏群。
〇夫婦で描いた夢の実現に向けて。大島静喜(90歳)さんが人生をかけて挑む一大事業「摩崖の里 大島石仏山」。開眼(完成)は2028年です。
この情報サイトばっ!でも定期的にお伝えしている上天草市松島町内野河地の大きな石仏群「摩崖の里 大島石仏山」。教良木ダムへと続く山道を登りはじめると突如森の中から見えてくるその光景に驚かれた方も多いと思います。開眼(完成)は2年後の2028年。この事業に人生をかけて挑まれているのが、御年90歳の大島静喜さんです。ご夫婦で訪れた中国洛陽の「龍門石窟」。世界遺産にも登録されている摩崖仏のスケールの大きさや仏の世界を具現化した高度で精細な彫刻技術に圧倒されるとともに、心穏やかな救いの境地をお感じになり、「そんな心の拠り処となるような場所をふるさとに作れないものか」と夫婦で話し合ったのが「摩崖の里 大島石仏山」の始まりだったと言います。

18mを超える主仏の釈迦如来や文殊菩薩など7体の摩崖仏、脇を双龍が固めます(去年7月撮影時)。
戦争の苦しさもご経験もされた大島さん。『こんな時代だからこそ、心穏やなひとときを過ごせるような場所、人々の幸せと平和を願う「心の公園」として作り上げたい』という強い想い。着工から約40年を迎えた現在でも事業に対するその情熱は衰えることはありません。去年7月にお伺いした際、2026年秋の開眼(完成)に向けてこんなお話をされていました。
大島さん「生前、妻もこの完成をとても楽しみにしていたので、開眼に向けて作業を進めています。高さ18mを超える主仏の釈迦如来や文殊菩薩など7体の摩崖仏を始め、楼門は既に完成しまして、今は双龍の作業を急ピッチで進めているところです。本当はもともと今年完成を予定していましたが、私がこだわり過ぎまして先延ばしになりました(笑)。」

本場ネパールから「国家資格を持つ彫刻芸術家」がなんと手彫りで作業を進めていらっしゃいます。
この事業に対する強い想いと作業へのこだわり。ただスタッフに指示をするだけはなく一緒になって作業したり、資材の買い出しなど、大島さんご自身が進んでされるそのお姿に、完成にかける並々ならぬ強い想いを感じました。私もその完成をとても楽しみにしていた矢先にふるさとを襲った令和7年8月の記録的豪雨。こちらの「摩崖の里 大島石仏山」も大きな被害を受けました。
〇令和7年8月記録的豪雨による被害で開眼(完成)が2028年へと先延ばしとなりましたが、この春、4日間限定の特別公開を予定しています。
去年8月記録的豪雨の3週間後。「摩崖の里 大島石仏山」では復旧作業に励まれる大島さんやスタッフの姿がありました。大雨当日、石仏群には滝のような山水が流れ込み、山肌が崩れ、川は氾濫し、濁流が公園内のコンクリート壁を破壊し、前の道路は寸断されて大きな被害を受けたと言います。
大島さん『ちょっと被害が大き過ぎて。まだ(開眼はいつになるか)分からないですね…。涅槃像の着工予定だった場所は斜面が一部崩れてしまいましたし、ヤギなどの動物と触れ合えたりお地蔵さんなどを飾る予定だった「心の公園(仮)」も川が氾濫して、濁流が公園内のコンクリート壁などを破壊したので随分かかりそうですね。今、スタッフ一丸となってまずは復旧作業を進めているところです。』

令和7年8月記録的豪雨時、石仏群には滝の様な山水が流れ込んでいます(防犯カメラ映像より)

土砂崩れで前の道路も寸断されてしまいました(当日の写真/大島さんご提供)

川は氾濫し、濁流が公園内のコンクリート壁や山肌をえぐりました(大雨から3週間後の様子)
〇夫婦で描いた夢の実現に向けた一大事業「摩崖の里 大島石仏山」。4月23日~26日の限定公開です。完成は2年後の2028年。是非この機会をお見逃しなく(^^♪)!!
あれから8ヶ月後。大島さんから私のもとに嬉しい知らせが届きました。「摩崖の里 大島石仏山」の特別公開がこの春、決定したとの事。4月23日から26日までの4日間の期間限定の一般公開となります。
大島さん『開眼(完成)は2年後の2028年になってしまいましたが、脇を固める双龍の右側が完成しましたので、地域の皆さんにも是非観ていただきたいと思いまして特別公開することにしました。4日間限定ですが、多くの方にお越しいただけると嬉しいです。』
40年という長い年月かけて私財を投じてまで、この摩崖仏の事業に心血を注がれている大島静喜さん(90歳)。奥さんと一緒にご夫婦で描いた夢の実現に向けて…。大島さんの人生を賭して取り組む力強いお姿がそこにはありました。そんな大島さんにお会いして、お話しできる機会でもあります。4日間限定公開ですが、是非とも皆さんお出かけ下さい!(^^)!
地元のよしみで特別に中へ入らせていただきましたが、基本的に工事中の為、見ることが出来ません。引き続き大島石仏のHPやこのHPでご案内させていただきますので皆さん楽しみにお待ちください。

双龍の右側が完成したのを記念しての特別公開。開眼は2年後の2028年予定です。

二匹のトカラヤギも皆さんのお越しをお待ちしています(^^♪

私が初めて伺ったのが2024年夏。テレビ取材の際に撮影した写真。
摩崖の里 大島石仏山のホームページはこちらから👇
摩崖の里 大島石仏山 | 累世の絆をわが仏の托し 対峙した仏像に法力を観る
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