さざなみギタースクール 江口祥吾さん 上天草市『あの世界的ジャズ・トランぺッター日野皓正さんに才能を見出されたギタリストがこの上天草にいます。江口祥吾さん』 かたりばvol.12

取材🎤 文章💻 撮影📸 : 太田弘樹(一部写真はご提供いただきました)
〇日本を代表するジャズ・ギタリスト小沼ようすけサンに師事し、世界的ジャズ・トランぺッター日野皓正さんからその才能を見出されたギタリスト 江口祥吾さんという人物とは?
「天草にすごいギタリストがいる。」
バンドをやっている音楽好きな知り合いから、その噂はかねがね聞いていましたが、ここまですごいとは思いませんでした。その人の名は、『江口祥吾さん(34歳)』。なんとこの上天草市在住のギタリストなんです。江口さんと初めてお会いしたのは今年8月。100Rockという音楽イベントを計画していた実行委員の一人である私は、熊本市内のとある楽器店にそのイベントへの協力のお願いに伺った際のことでした。そこでギター講師をしているという江口さんの第一印象は、「物腰が柔らかく、穏やかな口調」の優しそうな感じ。私が勝手にイメージしていた荒々しい感じの「バリバリのギタリスト」とは真逆の雰囲気で(笑)、江口さんが醸し出すその癒し系の空気感にプレゼンの緊張が少しだけ和らいだのを覚えています。江口さんは謙遜されますので代わりに私が言わせていただきますが、めっちゃすごい方です。だって日本を代表するジャズ・ギタリスト小沼ようすけサンに師事し、あの世界的ジャズ・トランぺッター日野皓正さんにその才能を見出された人なんですから。その実力は折り紙付きってもんですよ!!

めっちゃ笑顔が素敵な江口さん。その才能は折り紙付き。
〇ほぼ独学。B‘zから始まり、ジャズ・ブルース・ボサノバまで。ただ楽しくて弾き続けていたあの頃。
鹿児島出身の江口さんと音楽との出会いは小学生の頃に遡ります。
「当時、姉が習っていたピアノが家にあったのでそれを適当に鳴らして遊んだりはしていましたし、うちの親がB‘zの大ファンだったのでよく聞いたり家族でライブとかには出かけていましたね。でも意外とその位で(笑)。音楽一家の生まれで英才教育を受けてとか、小さい頃からギター少年でという感じではないんですよね。」
なるほど~。確かにちょっと肩透かしを食らった感じではありますが、逆にそれがかえって親しみを覚えちゃいますね。中学時代はソフトテニス部に所属して仲間とスポーツに明け暮れた日々を過ごしたという江口さん。
「実は高校時代、学校に行けなくなった時期があって。半年間くらいかな。精神的に不安定になっちゃって。そんな自分を救ってくれたのがギターだったんです。以前、親が私へと買ってくれていたギターが部屋にあって。なんとなく手に取って弾き始めたんです。コードも弾き方も知らなくて、ただただ音を鳴らしている感じだったんですがその音色が妙に心地いいというか。それからですよね、私がギターという楽器にハマったのは。」

カーテン越しの柔らかな光に照らされたキレイに手入れされた愛用のギター
親がB‘zの大ファンだったりお姉様が全国大会に出場する強豪校の吹奏楽部だったりと、江口さんの近くにはいつも音楽が溢れていました。またご自身の苦しい時期を救ってくれたのがあのギターの音色。それからというもの、ギターと向き合い、時間を忘れてとくかく夢中で弾きまくった日々が続いたといいます。小さい頃から慣れ親しんだB’zをはじめ、当時流行っていたコブクロや斉藤和義、ブルーハーツなどのバンド曲に至るまで、とにかく気になる音楽があればジャンルを問わず取り組んだそうです。それも全て独学で!!
「初めて人前で演奏したのは大学の文化祭。弾き語りだったんですけど会場めっちゃ盛り上がって(笑)。人前で演奏するのってこんなに気持ち良いんだなぁって。ギター一本で自分を表現できる、そしてなりよりも音楽でつながるあの一体感。全てが最高の時間でした。」
そのギターに対する想いは社会人になってからも衰えることなくますます強くなっていったようで、ジャズやブルースやボサノバなどをはじめとしたジャンルではギターの音色をより楽しめるその自由度の高い音楽性に魅了され、さらに音楽の深みにハマっていったそうです。知るほどに広がる音楽の世界。いろんな音色との出会いがあり、ただただ楽しくてギターを弾き続けたあの頃。江口さんの心には、いつしか音楽と本格的に向き合いたいという想いが強くなっていったそうです。
〇「アメリカに行きなさい」と言われたあの日。自分の可能性を信じてみようと思った瞬間でした。

日本を代表するジャズ・ギタリスト小沼ようすけサンの門を叩いたのは30歳の頃。それまで独学で音楽に取り組んできた江口さんにとって新たな扉が開いた瞬間でした。
「作曲や即興演奏の技術、ミュージシャンとしての心構えや生き方などまでいろいろと教えて頂きました。本格的に音楽と向き合うようになってからしばらくして日野さんのライブのお手伝いをする事になったんです」
日野さんとは、あの世界的ジャズ・トランぺッター 日野皓正さんその人です。
「日野さんから、『お前ギター弾いているんだって?ちょっと一緒にやってみないか?』って言われて軽くセッションすることになって。演奏後、『どんな家庭で生まれ育ったんだ?』『そんな普通の環境で出せるような音じゃない。』『お前、アメリカに行け』って(笑)。めっちゃ褒めて頂いて。ビックリするやら嬉しいやらで。そんな日野さんの後押しもあって、『よし自分の才能を信じて音楽一本でやって行こう!』って心が決まりました。」
もがき苦しんだ高校時代の自分を救ってくれたギターの音色。それからほぼ独学でギターを弾き続けてきた日々を過ごした江口さん。ただただギターを演奏するのが楽しくて、いろんなジャンルの音楽の世界に魅了され、心の赴くままに取り組んできたその演奏スタイルが一流と言われるアーティストたちの心に響き、本格的に音楽の道を歩み始める後押しをしてくれたのではないかと私は思います。取材の際、ちょっとだけギターを弾いて下さったのですが、その演奏は時には優しく、時には情熱的で。その音色はとても心地よくて。なんだろう⁉楽譜では表現しきれないその即興性溢れる「江口スタイル」に一気に魅了されたひとときでした。

〇現在初めてのアルバム制作中。自然溢れる天草からインスピレーションを受けています。
アーティスト活動の傍ら、ギター講師として島村楽器やご自身のさざなみギタースクールで受け持つ生徒さんは約30人。下は小学校2年生から上は75歳まで幅広い世代にギターの楽しさを伝えている江口さん。現在は初めてのアルバムを制作中だといいます。
「来年1月に九州ツアーを控えているんですが、それに合わせてアルバムを制作中なんです。今住んでいるこの天草の自然溢れる環境からインスピレーションを受けながら、これまでの活動を形にした自分が心地良いと思えるような音楽を散りばめられればなぁと思っています。結構お尻に火がついてる状態です(笑)」
完成したアルバムやツアー情報についてはまた改めてこのサイトでご紹介させて頂きたいと思います(^^♪

さざなみギタースクールの教室 兼 創作活動をしている作業場
〇音楽が身近に感じられるそんな地域にしたいと思います。
「もともと僕は自然が大好きで、この海があって山がある今のこの天草の環境は、住み心地的にも音楽活動する上でもとても良いし、心癒される素敵な時間を過ごさせてもらっています。今後の夢ですか?そうですね・・・、願わくば、音楽が身近に感じられる地域にしたいですよね⁉熊本市内まで行くと楽器屋さんがいくつもあって学校帰りとかにギターを見に行ったりドラム叩いてみたり、音楽イベントに参加して生演奏を楽しむ機会がたくさんあるんですよね⁉そんな音楽を普通に楽しめる環境というか、生活に音楽が溢れる身近な存在になってくれるといいなぁって思っています。太田さんたちがやろうとしているROCKイベントとかどんどんやって欲しいし、こんだけ自然があるので騒音問題も抱えずに大自然の中で音楽を奏でることが出来る環境があるんですから。是非、小さい頃から音楽に触れ合えるような環境になることを願っています。」
江口さんがおっしゃるように、この上天草がもっと音楽を身近に感じられるような地域になるといいですね⁉1月に開催される九州ツアーの最終日は姫戸町で開催が予定されているそうです。江口さんの奏でるギターの音色に触れるチャンスですよ。また詳しい情報が分り次第、このサイトでもご案内させて頂きますので楽しみにお待ち下さい。私も絶対にどこかしらの会場にお伺いしたいと思います(^^♪いや~江口さんみたいな素敵な方が上天草にいらっしゃって今回お話する機会が出来て、本当にこのサイトを始めて良かったと思っています。ギタリスト江口祥吾さんのこと、これからも全力で応援しています(^^♪

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