うそかえまつり 上天草市 たまりばvol.2

取材🎤 文章💻 写真📸:太田弘樹
登立天満宮夏季例大祭「うそかえまつり」
上天草市大矢野町の高台に鎮座する登立天満宮。創立は寛永年間。あの菅原道真公を祭神とする神社で菅原神社とも呼ばれていて、福岡県の太宰府天満宮ともゆかりある神社となっています。そんなこの登立天満宮で毎年7月24日に開催されている夏まつりが「うそかえ夏まつり」です。今回は先日行われたお祭り当日の模様をリポートします。

「うそかえまつり」とは?
このうそかえまつり、正式には鷽替(うそかえ)神事と言います。前の年に知らず知らずのうちについた嘘を天神様の誠の心に取り換えるという神事になります。その由来は古く、菅原道真公が大宰府で在任していた頃まで遡ります。ある日、道真公が熊蜂(くまばち)に遭遇された時、鷽鳥(うそどり)があらわれ、熊蜂を撃退したことから鷽鳥を厄除けの神鳥とされたという伝説にあるといいます。
ここ登立天満宮では昭和2年(1927年)、商店街の振興と地域住民との融和と親睦を深めることを目的に導入されたようで、白木で作られた鷽鳥を模した木鷽を参拝者に授与します。その後、「かえましょかえましょ」の掛け声とともに木鷽を交換し合い、最後に手元に残った木鷽はすっかり嘘が誠の心として変わった証として、お守りとしてお持ち帰りいただけるそうです(^^♪ちなみにその木鷽がこちらです。まあなんとも愛くるしい見た目ですね~。また一つ一つ手作りされているため、大きさや表情・フォルムなど個体差があるので意外と選ぶ楽しみもありますよ(笑)こちらの初穂料がお一つ300円でした。

35度以上の真夏日のお祭り当日。まだ厳しい暑さが残る午後5時。境内へと続く長い石段を子供神輿が甲高い笛の音と「ワッショイワッショイ」という掛け声ともに元気よく登っていきます。そんな子供たちのこの元気な姿こそがほんと地域の宝ですよね⁉参拝の前に手を清める水場・手水舎には色とりどりのお花が浮かべられてとてもキレイです。さすが花の町でもある上天草!そして気が付けば境内には多くの人の姿が。ステージでのパフォーマンスに、地元の美味しいものが味わえるお店がいくつもあったりして、この日を楽しみにしていた地域の皆さんで賑わいをみせていました。この日はおよそ1000人弱の方にお越しいただいたという「うそかえまつり」。




高台にある境内からふと視線を外に移すと眼下に見えてくる商店街の街並み。創建からおよそ390年。天神様はいつもこの場所からこの地域の平和と人々の幸せな営みを見守ってきて下ったのでしょうね。移りゆく時代のなか、変わらない風景が確かにそこにはあるような気がしました。登立天満宮の「うそかえ夏まつり」。皆さんもぜひ来年は遊びに来て下さいね⁉(^^♪


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