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上天草ベンチャー留学『20年間で人口が約1万2千人も減少した故郷。1年に約600人もの人口減少傾向にあるこの上天草市で、関係人口の創出を目指し、私が取り組む将来へ向けた活動「長期実践型インターンシップ」について』かたりばvol.24

2026/3/16

かたりば

上天草ベンチャー留学『20年間で人口が約1万2千人も減少した故郷。1年に約600人もの人口減少傾向にあるこの上天草市で、関係人口の創出を目指し、私が取り組む将来へ向けた活動「長期実践型インターンシップ」について』かたりばvol.24

報告📢:太田弘樹(一部写真・資料はご提供いただきました。)

「地域を舞台にして、人が育ち、挑戦が起こり、仕事が生まれる」。そんな土壌を作る活動へとつながる長期実践型インターンシップ。

熊本県西部、天草地域の玄関口に位置し、大小さまざまな島々から構成されている上天草市。きらめく海に点在する風光明媚な島々が浮かぶ景観、絶景が望める天草観海アルプスなど日本有数の自然環境や地域資源を有しており、穏やかな内海と肥沃な大地から生み出される美味しい食材の数々や天然温泉などの魅力に溢れた土地柄から、毎年多くの観光客が訪れる熊本屈指の海の観光地となっています。

上天草市は年間約150万人の観光客が訪れている県内屈指の海の観光地です。

しかしその一方で、少子高齢化や若者の転出に伴う人口減少を起因とした課題が山積し、地域や産業の担い手不足が顕著化して社会問題となっています。事実、この20年間で人口が約1万2千人も減少、1年間に約600人もの人口が減少していることになります。このままでは市の発展・活性化はおろか、地域の維持すらままならない傾向にあります。そんな減少傾向にあるこの上天草市で、今後も市民が安心して暮らせる、明るい未来を描ける将来に向けて、私が2年前から取り組んでいる活動こそが「長期実践型インターン制度―上天草ベンチャー留学―」です。人口減少を食い止める施策の一つに移住定住の促進がありますが、まずはその一歩手前の活動、この地域や地域住民たちに魅力を感じていただき、末永くこの地域と関わるいろんな人々を増やしたい、この地域のファンを増やしたいとの強い想いから市に掛け合って取り組み始めたのが、この「長期実践型インターン制度―上天草ベンチャー留学―」なんです。

私がこの活動を通して目指したのは、 「この上天草という地域を舞台にして、人が育ち、挑戦が起こり、仕事が生まれる」。そんな土壌をこのふるさとに作ることです。

私が取り組む「長期実践型インターン」は課題解決型です。

インターンと聞いてまず皆さんがイメージされるのが、数日間程度の会社見学型ではないでしょうか?私が2年前から取り組み、この上天草市に導入したインターンシップは「課題解決型の長期実践型インターンシップ」です。期間は1ヶ月から半年間、地域や企業の『経営者・リーダーの右腕』となり、新規事業や商品開発など新規事業や商品開発などにチャレンジする課題解決型インターンシップ制度になります。(NPO法人ETIC資料より抜粋)

  図1)一般的なインターンシップとの比較イメージ(NPO法人ETIC資料より抜粋)

上天草市に導入させていただいたのが、NPO法人ETICが開催している実践型長期インターンシップ制度『地域ベンチャー留学』です。2011年スタートしたこの取り組みは、これまでおよそ450社の地域企業、1600人以上の学生が参加しているものになります。学生にとっては自分が成長するための貴重な経験が積める特別な機会であり、課題に取り組むことによって得られる学びや成功体験の場になります。受入企業(上天草市)にとっては、学生達に社員と一緒になって課題に取り組んでもらうことによって、若さ溢れる柔軟な発想や姿勢は社員の方々への新たな刺激と更なる意欲向上へとつながるという、まさにwinwinな関係となる取り組みなんです。

図2)インターンシップで学生たちにやってもらう課題のイメージ(NPO法人ETIC資料より抜粋)

この取り組みで私が一番魅力を感じたのは 、

・単に人材不足の解消ではなく、学生と企業が『事業を成功させたい、課題を解決したい』と本気で取り組むことによって、学生はもちろん会社(地域)のさらなる成長のきっかけへとつながる。

・このインターンの経験によって、上天草市のファンになってもらい、『第二の故郷』になってもらえるチャンスとなり、ゆくゆくは就職先・移住定住先の候補としてもらえるきっかけにもつながる。

というところでした。昨年のちょうど今頃、2月から3月の一か月間、5人の大学生に上天草で暮らして頂きながら、各事業者とタッグを組んで課題解決に向けて取り組んで頂きました。

2025年春、上天草市で初めて導入した「課題解決型の長期実践インターンシップ」は、私にとっても学び多きものでした。

2025春、学生の受入事業者の皆様。私も地域コーディネーターとして手探りの状態からスタート。

学生・事業者・地域コーディネーターの三者が初めて集うキックオフ研修の様子。

担当する海鮮家福伸で課題「インスタのブラッシュアップ」に取り組む学生たち。

担当するリゾラザバードにくまモン来訪。生くまモンにテンション上がる学生達。

インターンシップの期間中、ラジオにも出演した学生たち。貴重な経験でした。

休日は上天草観光を楽しむインターン生たち。ジップラインも体験されました。

期間中、小松屋渚館に宿泊したインターン生。上天草のキレイな星空に感動していました。

1ヶ月間のインターンを終えた成果報告会にはたくさんの市民の方々にもご参加いただきました。

学生を受け入れていただいた事業者様からも嬉しい言葉を頂きました。

『インターン生を受け入れて一番思うことは、お店の雰囲気が変わったこと。従業員からもインターン生からいい刺激を受けたようで、仕事に対する意欲が高まったように感じられます。』

『私たちが予想していた以上の成果と反響が今なお続いています。本当に素晴らしいです。』

『これまで私が頭の中で思い描いていることが実現しました。正直、受入までは不安で仕方なかったのですが、想いをカタチに、実現してくれました。本当にありがとうございます。』

私自身、学生たちには驚かされっぱなしでした。それぞれが高い才能とスキルを併せ持ち、受入事業者や地域の方々の想いを汲み取りながら、課題と向き合いしっかりと取り組んでくれました。生みの苦しみも経験しましたが、それを見事に乗り越えて、素晴らしい成果と強烈なインパクトを残してくれました。本当に学生たちには感謝の気持ちで一杯です。心からありがとう。最高の5人でした(^^)/

今回、学生が企業(地域)の一員として挑戦し、地域もまた刺激を受けて変わっていく—上天草としては初の試みとなった「課題解決型の長期実践インターンシップ」—学生の成長と地域の未来が重なっていく様子は、まさに上天草のこれからが楽しみになるような取り組みに感じられました。今後も是非取り組んでいきたい活動である「課題解決型の長期実践インターンシップ」。次はこの上天草市で、どんな化学変化が起こるのか私自身楽しみでしょうがありません。

 

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