トップ

keyboard_arrow_right

私のシゴトバ

keyboard_arrow_right

湯島大根 『もともとは海底だった湯島でしか育たない⁉唯一無二の農産物「湯島大根」の生産者 森教孝さん』 私のシゴトバvol.11 

湯島大根 『もともとは海底だった湯島でしか育たない⁉唯一無二の農産物「湯島大根」の生産者 森教孝さん』 私のシゴトバvol.11 

取材🎤文章💻写真📸:太田弘樹

〇猫の島でも有名な湯島のこの時期の特産品「湯島大根」の出荷が今年も始まります。

上天草市大矢野町。江樋戸港から定期船に乗っておよそ25分。有明海に浮かぶ周囲4kmほどの小さな島が湯島です。最近では猫の島としても有名な人口およそ250人ほどのこの島の今の時期の特産品と言えばやはり「湯島大根」ではないでしょうか?大きいものはおよそ60㎝、5kgくらいまで育つと言われており、生で食べるとみずみずしく梨のように甘く、繊維質がキメ細かく煮くずれもしにくいことから、多くの料理人や食通を唸らせる今や大人気の「湯島大根」。今年もいよいよ13日土曜日から道の駅上天草さんぱーるで一般販売が始まります。今回は、その希少性から幻の大根とも呼ばれている湯島大根を作り始めておよそ20年という生産者・森教孝さんにお話を伺いました。

幻の大根とも呼ばれている湯島大根は、上天草市の離島「湯島」で生産されています。

〇海底が隆起してできたという湯島。森さんの畑は島の上の部分にあります。

「『湯島大根の種を分けてくれ』ってよく言われますけど、『普通の種を買って使いよる』って言うとみんながびっくりしなはっとですよ。」

そう笑いながら話す森さん。聞けば一般的な種苗メーカーの青首大根の種を毎年購入して使っているそうなんです。ではあの湯島大根独特の美味しさはどこから生まれてくるのでしょうか?

「もともと湯島は何万年か前に海底が隆起してできた島なんです。うちの畑は島の上の方にありますが、その島の成り立ちからか、ミネラルをはじめとした栄養分が豊富だという事と、このちょっと硬めの粘土質の土壌が大根の栽培にぴったりなんです。さらにうちはスプリンクラーを使って適宜、水を散布しているのがポイントですかね⁉」

なるほど!湯島の自然豊かな環境と生産者の想いが美味しい湯島大根を育てているのですね。

9月頃に植え付けをはじめ、海が見渡せる自然溢れるこの環境の中、森さんが栽培する湯島大根は大きく成長しました。今年は約1万本の出荷を予定しているそうです。土から姿を現した大きく育った湯島大根からは溢れる生命力や力強さを感じます。今年は8月の大雨や、つい最近まで続いた温かい気候のせいでちゃんと育つかどうかヤキモキしたそうですが、無事に出荷の時期を迎えることができてひと安心のようです。

森さんの畑は海が見渡せる島の上の方にあります。今年は約1万本の出荷を予定しています。

土から顔を出した湯島大根。大きく成長したその姿からは溢れる生命力を感じます。

海底が隆起した湯島。ミネラル分が豊富でちょっと硬めの粘土質の土壌が美味しい湯島大根を育てます。

9月頃に植え付けして葉っぱが生い茂った大根畑。今年も収穫の時期を迎えました。

〇退職後にはじめたカスミソウと湯島大根の栽培。「せっかくの産地なのにもったいない」という想いがそこにはありました。

JA職人として農業の振興に尽力された森さん。農業をお始めになったのは退職後のことでした。

「もともと親がカスミソウ栽培に加えて、細々と湯島大根を作っていました。JAの仕事を通して「湯島大根は美味しい」という高い評判と需要が多いのを知っていたので、『特産品としてもっと作っていかないともったいない!』という想いから、退職後、本格的に農業を始めました。部会では最年長ばってんが頑張っとります(笑)」

今から40年以上前、湯島には少なくとも25軒の湯島大根の生産農家があって、多い時には年間30万本も出荷していましたが、現在では10軒ほど、年間2万本以下にまで落ち込んでいるそうです。後継者はもちろん、作業をする労働力自体が少なくなり減産をせざるを得ない状況の湯島大根。そんな中、森さんは湯島以外から労働力となる人材を確保し、今年は通年の倍以上の生産に取り組んでいるそうです。そこには特産品である湯島大根を後世につなげていきたいという強い想いと、地域の農業や畑を守っていきたいという揺るぎない信念がひしひしと感じられます。そのバイタリティー溢れる取り組みには感心せずにはいられません。

12月から2月にかけて収穫の最盛期を迎えます。カスミソウの作業と並行しながら仕事に励む森さん。

寒くなればなるほど美味しくなるという湯島大根。これからがまさに美味しい季節です。

キレイな青空を背景に湯島大根が映えます。これからさらに大きく美味しくなるそうです。

〇道の駅上天草さんぱーるで13日土曜日から一般販売開始です。

寒くなればなるほど大きく美味しくなると言われている湯島大根。これからがまさに旬のシーズンです。そして今年は13日土曜日から、道の駅上天草さんぱーるにて一般販売がいよいよ始まります。その希少性から幻の大根ともいわれており、生で食べても煮ても焼いてもよし。まだ食べたことがない方は是非とも一度味わっていただきたいおすすめの大根です。他の大根にはない湯島大根ならではの豊かな味わい、きっとご満足頂けると思います。ご存じの方も多いかもしれませんが、店頭に並ぶとすぐに完売してしまうほどの人気ぶりです。もし店頭で見かけたらラッキー、ぜひとも購入されて下さいね!詳しくは道の駅上天草さんぱーるまでお問い合わせ下さい(^^♪

日に日に寒さがますこの時期。湯島という他にはない環境ですくすくと成長しています。

大根サラダ、おでん、大根ステーキなど、生でも煮ても焼いても最高な湯島大根。おすすめです。

湯島大根の購入先・道の駅上天草さんぱーるの場所はこちら👇

写真・記事の無断転載はご遠慮ください。

【サイトポリシー】
keyboard_arrow_up